フリーランスは不安?デザイン事務所よりもフリーランスに依頼するメリット5選

デザインの仕事を依頼するとき、1度は「デザイン事務所に頼むか、フリーランスに頼むか」で迷ったことがあるのではないでしょうか。

その時、個人ならともかく、
企業であれば安心感があるからとデザイン事務所を有力視する方が多いかもしれません。

しかし、状況によってはフリーランスを選ぶ方が、かえって安心なケースが少なくありません。

昔は、珍しさや素性の知れなさなどから、フリーランスへの依頼を避ける企業も多かったかもしれませんが、

人手不足が加速し、副業や転職が当たり前となった今、フリーランスは珍しい働き方ではなくなりました。

中小規模の企業や個人事業主にとっては特に、フリーランスを選ぶことのメリットは大きく合理的な選択になることがあります。

どちらにも強みと弱みがありますが、今回はフリーランスに依頼するメリットを整理してみます。

1. コストを抑えやすい

最も大きなメリットは、コストの抑えやすさでしょう。

デザイン事務所は、複数のスタッフを抱え、オフィスを維持し、広告費もかけています。
その分、安定感や信頼感も大きくなりますが、

その分、デザイン料には人件費や固定費が上乗せされます。

たとえ依頼した案件に関わるのが少人数だったとしても、仕組み的にそうならざるを得ません。

そのため、同じ内容でも、企業へ依頼した方がどうしても料金は高くなりがちです。

一方フリーランスは、基本的に一人で運営しているため、余計な経費が少なく、純粋に制作にかかる費用を提示できるのが特徴です。

「今はまだ小さいけれど、どんどん企業を大きくしていきたい」「予算が限られているけど大手の商品と戦えるようなデザインが欲しい」という企業にとって、大きなメリットとなります。

2.柔軟性が高い

フリーランスは意思決定が早いため、依頼主に合わせて柔軟に対応できます。

デザイン事務所は組織であるため、修正ひとつでも「営業担当→ディレクター→デザイナー」という流れを踏むことが多く、社内のルールもあります。

依頼慣れして勝手が分かっていたり、やることが十分に練られて全て決まりきっているような大きな企業にとっては不自由に感じることも少ないかもしれません。

しかし、まだ成長過程の企業にとってはそれが、小回りが効かない・時間がかかると感じてしまうケースもあります。

フリーランスなら、常に直接デザイナーとやり取りでき
1人の人とじっくりとやりとりしながら進められます。

そのため、はじめての方にとっても依頼しやすく、進行がスムーズに感じることが多いでしょう。

3. 専門性が高い傾向にある

フリーランスは何かに特化して活動していることが多く、その専門性を反映した強い提案が可能です。

個人で勝負できているレベルの専門性なので、それが重要な案件で特に強さを発揮します。

私の場合だと、パッケージの中でも特に、「ギフトなどの高価格帯」「女性向け」「イラストを活かしたパッケージデザイン」が得意分野になります。

商品は、多くの他の中から選ばれる必要があるため、他と同じでは埋もれてしまいます。
デザインの専門性の高さは、デザインした商品の「選ばれやすさ」に繋がる重要な要素です。

4. 当事者意識の高い働きが期待できる

デザイン事務所は企業であるため、所属するデザイナーは企業に勤務している会社員です。

そのためどうしても「関係性の割り切り」や「社内の忖度」、「効率重視の制作フロー」といった意識に縛られやすくなります。

こちらから見ればやっと探した1社だったとしても、会社員の立場で見ると「勤務先のたくさんの取引先のうちの1つ」と捉え方がちです。

それに対して、大体のフリーランスは、元は会社員として働いた経験がありながら
会社の名前に守られず、自分の名前で事業主として動く人材です。

そのため、技術を持ちながら、仕事や仕事相手に対しての意識の持ち方が経営者的で、
一つひとつの仕事と依頼主に対して真摯に向き合う傾向にあります。

5. 長期的なパートナーになりやすい

仕事でも人と人との関係を大切にしたいと考える方も、フリーランスは向いています。

デザイン事務所では、依頼主と実際に制作するデザイナーが直接話さないこともあります。

組織が大きいほど、他にも複数の案件を同時に進行しながら制作するため、

そもそも1案件に関わっているデザイナーが1人ではない場合や、途中で交代している場合も多く、

その結果、「伝えたはずのイメージがいまいち反映されない」「前と何か違う」というズレに繋がることも。

フリーランスは、依頼主とデザイナーが、1対1でしっかりと向き合い、パートナーとして信頼関係を築きながら共に制作していくことができます。

要望を細かく共有しやすく、信頼関係が構築されてくると、
自分のことをよく理解した上でデザインしてくれるため、
コミュニケーションコストも下がり、仕上がりの満足度も高まりやすいです。

まとめ

中小規模の案件や個人ブランドの立ち上げでは、コスト・柔軟性・オリジナリティ・長期的な付き合いといった点で、フリーランスの方が有利に働くケースが多いです。

一方、デザイン事務所はとにかく肩書きの信頼性が求められる大規模案件や、多人数体制を必要とするプロジェクトに向いています。

とはいえ、依頼する側にとって大事なのは、「自分のプロジェクトに最適な相手を選ぶこと」。

その選択肢のひとつとして、フリーランスを積極的に検討する価値は十分にあるでしょう。

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