パッケージや広告に使用する写真は、消費者が商品の購入を判断する際の重要な材料です。同じ物でも、色味や構成ひとつの違いで、売上を左右することもあり得ます。
状況や商品によって、光の当たり方、被写体の選び方、レイアウトとの相性など気を配るべきポイントはいくつもあります。しかし、今回は写真が特に重要になる食品の写真に絞って、注意すべきポイントを4つご紹介します。
1.味や食感が伝わる写真にする
一つ目は、消費者にとって「商品の質感や食感、味を想像できるようにする」ことです。
化粧品であれば、クリーム状なのか液体なのか?食品であれば、サクサクなのかしっとりなのか?
パッケージの中にあるものがどういうものなのか、消費者にしっかりと伝える必要があります。
パッケージで包んだ商品は、外装がしっかりしているほど安全で高級そうには見えます。しかし、その分肝心の中身が見えなくなっているからです。見えなくなった分、どこかで見せる必要があります。
そのため、写真の入れ方も少し工夫が必要です。たとえば、サクサクと軽いクッキーなら、断面を割って中の空気感を見せたり、砕けた欠片を添えることで「歯ざわり」が伝わりやすくなります。
構図・照明などを工夫して、商品の持つ食感や味わいを「視覚で疑似体験させる」ことが重要です。
2.赤みを強くする
色はあらゆるデザインで大切な要素です。写真についてもそれは例外ではなく、食品に関しては特に、色味が重要になります。
青みが強いと、腐っている、新鮮でないような印象を感じます。食べ物を美味しそうに見えるためには、大体の場合、「より赤みが強い」方がおいしそうに見えます。
3.例外もある
赤みを強くすることは大体の場合、食べ物の写真をおいしそうに見せるために有効な手段ですが、例外もあります。
ひとつは、冷たい食べ物や飲み物です。青い方が適切な場合もあります。
4. 実物と大きく乖離させない
美味しく見せる方法がわかったところで、せっかくなら思い切り良くした写真を載せたいですよね。たしかにデザインをする以上、綺麗に見せる努力は必要です。
しかし、写真で「実際の商品とかけ離れていることは避けなければいけません。」写真の誠実さは、そのまま企業やブランドの信用に直結します。
せっかく買ってもらえても、写真と商品が違いすぎるばかりに「詐欺だ!」「最悪!もう買わない!」と思えば、すぐに誰も買わなくなってしまうでしょう。
アピールすべきことはアピールし、良い商品を誠実に消費者へ届けるには、デザイン製作者と企業がしっかりと連携し、お互いが相談と確認をしながら進める必要があります。
デザイナーは法律の専門家ではないため厳密なチェックや保証は行えませんが、景品表示法などがあることをしっかりと踏まえた上で、慎重に制作する必要があるでしょう。
まとめ
どんな食品なのか?また、写真の雰囲気はどんなものなのかによっても、何が最適かは変わります。
どのような調整をするべきか、長期的な効果も含めて、状況に応じた対応を都度考えることが大切です。

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